STOP!20歳未満飲酒 2019年度 20歳未満飲酒防止教育 学校コンクール|結果発表・入賞作品

【2020年度結果発表】

ビール酒造組合では、2002年度から「未成年者飲酒防止ポスター・スローガン・学校賞募集キャンペーン」を実施し、2017年度からは、「未成年者飲酒防止教育学校コンクール」と名称を改め、そして2019年度からは、「20歳未満飲酒防止教育学校コンクール」と題し、学校としての20歳未満飲酒防止に向けた取り組みを全国から募集してまいりました。学校・地域で20歳未満飲酒が及ぼす健康への弊害などについてのより一層の理解促進を狙いとしております。

今年度は、全国の小学校・中学校・高等学校から14点の取り組みを応募いただきました。選考委員会東ちづる審査委員長)による厳正な審査の結果、小学校部門で最優秀賞1校、優秀賞3校、中学校部門では優秀賞2校、高等学校部門では最優秀賞1校、優秀賞2校を選出いたしました。

なお、本年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、例年実施しているプレゼンテーション・表彰式は中止することに致しました。

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小学校部門: 受賞校一覧

学校名 都道府県 タイトル
最優秀賞 利根町立文小学校 茨城県 「ドクターとタイアップ!!文小20歳未満飲酒防止活動」
~ウィズコロナ時代の今、私たちにできることを~
優秀賞 川口市立里小学校 埼玉県 1から始める20歳未満飲酒防止教育
優秀賞 柳川市立皿垣小学校 福岡県 ヘルスプロモーションの考え方を
身につけた20歳未満飲酒防止教育
~コロナ禍での飲酒防止授業実践の取り組みを通して~
優秀賞 平戸市立山田小学校 長崎県 親子で学ぶ飲酒の害と健康
審査員特別賞 該当なし - -

最優秀賞

都道府県 学校名 担当者名
茨城県 利根町立文小学校 中村まさえ
茨城県 利根町立文小学校

 2019年度は、学校保健委員会「上手な断り方伝え隊」とのタイアップで、お酒の誘いの上手な断り方について学習するとともに、文小祭での参加型の発表「文小20歳未満飲酒防止キャンペーン」により、地域の方々にも本校の取り組みを知らせることができた。
 2020年度は、新型コロナウイルスの対応による休校措置や行事の短縮等で学校生活が様変わりしたが、ウィズコロナの考えを取り入れた新しい生活様式の中で、児童会では「今、私たちにできること」を念頭に置いたさまざまな取り組みを行っている。児童保健委員会では、地域医の協力を仰ぎ、ウィズコロナ時代に即した学級活動「クイズお酒にQ~ウィズコロナVer.~」を計画し、20歳未満飲酒防止活動を実施することとした。

<取り組み内容>
 5〜6年生の学級活動「クイズお酒にQ~ウィズコロナVer.~」では、児童保健委員会がクイズ番組形式で地域医と連携しながら授業を進めたことで、自身の将来に向けたアルコールとの付き合い方や、20歳未満での飲酒の危険性について楽しみながら学んだ。また、地域医の話から医療の現状や新型コロナウイルスによる影響でストレスや孤立によりアルコール依存症が増加していることを知り、ウィズコロナ時代における飲酒に関するさまざまな問題に目を向け、ピア・サポートトレーニングで培ったスキルを用いて、地域の一員としての温かな声掛けや気持ちのよいあいさつ等、今自分ができることについて考えるきっかけとなった。

中学校部門: 受賞校一覧

学校名 都道府県 タイトル
最優秀賞 該当なし - -
優秀賞 広島市立宇品中学校 広島県 #アルコールについて調べてみた
~20歳未満の飲酒はNO!~
優秀賞 羽曳野市立高鷲中学校 大阪府 INSHU NI "NO" お酒の誘いをうまく断るには?
審査員特別賞 該当なし - -

高等学校部門: 受賞校一覧

学校名 都道府県 タイトル
最優秀賞 鹿児島県立曽於高等学校 鹿児島県 飲まない・飲ませない!!なくSO(曽於)!!
U20 NON飲酒!! Season2
~保健委員から地域へ広がる飲酒防止教育~
優秀賞 明照学園樹徳高等学校 群馬県 一度きりの人生思いっきり幸せに!
~胸を張って正しく生きるために
私たちができること~
優秀賞 杉並学院高等学校 東京都 20歳未満の飲酒が健康生活に及ぼす影響について
審査員特別賞 該当なし - -

最優秀賞

都道府県 学校名 担当者名
鹿児島県 鹿児島県立曽於高等学校 實方めぐみ
鹿児島県 鹿児島県立曽於高等学校

 昨年、鹿児島県内の高校で、部活動生の飲酒に関するニュースが全国的に報じられ、これをきっかけに「本校生徒の現状を知り、事前に防止する啓発活動を行いたい」という保健委員長からの申し出から、20歳未満飲酒防止教育について、取り組みを行うこととなり、今回で2年目を迎える。今回は、アンケートの中で「飲酒の経験年齢」について中学生と答えた生徒が多かったことから、今年度は【中学生から正しい知識の啓発が必要】と考え、本校保健委員の特色である“保健委員による授業”を行う計画を立てた。また、お酒に関しての知識を深めたいということから、保健委員を対象に、霧島酒造の協力の下、工場見学を予定した(コロナの影響で中止)。
 さらに、近隣の地域だけでなく、県へと取り組みを広げていくために「曽於高校保健委員から地域へ広がる飲酒防止教育」を軸に、保健委員で啓発活動を行うこととなった。

<取り組み内容>
 クラスマッチの新種目クイズ大会において「飲酒」に関するクイズの出題、文化祭での舞台発表および啓発グッズの配布・事務局からのアルパッチテスト、ビールすごろくの実施、霧島酒造の協力により啓発資料の提供、中学生一日体験入学日に保健委員による授業を実施(中学校への出前授業がコロナの影響で中止)、20歳未満の飲酒防止教育に関する絵本の作成、離島の中学校とのオンライン交流、曽於市広報誌の原稿作成、学校薬剤師協力の下での保健委員対象の学習を実施した。県内の小・中・高および特別支援学校の養護教諭へ情報発信されたことや、行政機関との連携につながり、取り組みが県へと広がっていき、飲酒防止に関する意識が一層芽生えた。