2017年度 未成年者飲酒帽子教育学校コンクール|入賞作品

高等学校部門: 受賞校一覧

学校名 都道府県 タイトル
最優秀賞 新潟県立松代高等学校 新潟県 飲酒防止教育における取り組み
優秀賞 山形県立新庄神室産業高等学校 山形県 STOP!未成年者飲酒
~生徒保健委員会の活動を通して
優秀賞 愛知県立三好高等学校 愛知県 NAUT
(No Alcohol Under Twenty:
20さい未満はお酒を飲んではいけません)
優秀賞 愛知県立一宮興道高等学校 愛知県 未成年者飲酒防止について、
生徒保健委員会による文化祭での取り組み
特別賞 学校法人真颯館 真颯館高等学校 福岡県 未成年者飲酒防止ポスターの制作

最優秀賞

都道府県 学校名 担当者名
新潟県 新潟県立松代高等学校 村山真紀
新潟県 新潟県立松代高等学校

地域の行事などで大人が飲酒をする場面に居合わせるなど、生徒にとって飲酒が身近になっており、生徒への事前調査では約23%の生徒が飲酒を経験していました。また、生徒の飲酒に関する知識不足、未成年者の飲酒容認度の高さ、飲酒を勧められても自信を持って断れない生徒が多いことがわかりました。このような現状を踏まえて、飲酒が及ぼす身体的・精神的・社会的な影響を正しく理解させることにより、未成年の段階では飲酒をしないという判断力・態度を育てることを狙いとして飲酒防止教育を行いました。

<取り組み内容>
飲酒防止教育を行うにあたり第1、2学年を対象に、飲酒に対する意識や勧められた時の対応、飲酒経験などを聞く事前調査を行いました。その上で、第1、2学年共通で飲酒防止教育を行う日を設けました。「こんな時、あなたはどうしますか?」というテーマでケーススタディ、グループワークを通じ、個人的要因および社会的要因から飲酒のきっかけや背景を考える学級活動を行いました。その後、ビデオ視聴や外部講師を招いての未成年者の飲酒防止、依存症に関する講話での飲酒防止教育を実施しました。生徒の感想では「アルコールによって自分の人生を狂わせてしまうことがある」など、ビデオ視聴や当事者による講話から飲酒の怖さを受け止め、今後アルコールとどう付き合っていくかを自分の問題として捉えた記述が多く見られました。
実施後は、事後調査を行ったほか、学級活動や講話の内容、生徒の感想を掲載した保健だよりを発行し、全校に対して共有を行いました。
発表の様子
【高等学校部門】(左より)村山 真紀先生、髙野 明日香さん(新潟県立松代高等学校)