- Q. リターナブル、リユース、リサイクルの違いって何?
- Q. リターナブルビールびんとは?
- Q. 日本のびんビールは全部リターナブルビールびんなの?
- Q. ビールびん製品の販売とビールびん空容器回収の仕組みはどうなっているの?
- Q. リターナブルビールびんの保証金制度とは?
- Q. ビールびん製品のおもな販売場所はどこ?
- Q. 空ビールびんはどこで回収してもらえるの?
- Q. 5円の保証金を上乗せして販売しているのに、びんが戻ってこなかった場合、その保証金はどうなるの?
- Q. ビールびんの再使用とリサイクルについて教えてください
- Q. ビールびんは何回くらい再使用できるの?
- Q. 家庭の分別回収で出してしまったビールびんはどうなるの?
- Q. ビールびん製品の環境への取組み
- Q. リターナブルビールびんの回収率は?
- リターナブル、リユース、リサイクルの違いって何?
- リターナブルとは、再使用するために返却・回収ができることを意味します。リユースは、びんなどの容器を洗浄、消毒して何度も使うことをいいます。これに対しリサイクルは、使い終わった物を粉砕、溶解、分解するなどして原材料化したり、その物の部分や部品を用いて再資源化したり再生利用することを指します。
- リターナブルビールびんとは?
- リターナブルビールびんとは、再使用するために返却・回収ができるビールびんのことを意味します。日本のビールびんの多くはリターナブルビールびんで、お客様がお飲みになられた後、空びんは再度使用するために返却、回収されます。一方で、ビールびんとして再使用されず資源(カレット)となるワンウェイビールびんもあります。
- 日本のびんビールは全部リターナブルビールびんなの?
- ビール酒造組合の加盟4社(アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリー)は、日本国内で販売するビールのびん製品容器に、主としてリターナブルビールびんを使用していますが、商品特性等の理由により一部にビールびんとして再使用されないワンウェイビールびんもあります。
- ビールびん製品の販売とビールびん空容器回収の仕組みはどうなっているの?
- ビールびん製品はビールメーカーから特約店(問屋・卸売業者)に出荷され、小売業者である販売店舗(酒販店、スーパーマーケット、ディスカウントストア等)に納品されます。その後、リターナブルビールびんは、お客様への販売時に上乗せしたビールびん保証金5円を、お客様が販売店にお返しいただいた時に返金する仕組みで回収しています。
- リターナブルビールびんの保証金制度とは?
- リターナブルビールびんは、販売時に5円の容器保証金をお預かりし、びん返却時に保証金をお返しする制度を採用しています。ただし、販売店の自主的な活動であり、地域、販売店によっては採用していませんのでご了承ください。
- 空ビールびんはどこで回収してもらえるの?
- 基本的にはお買い上げになったお店か最寄りの酒販店にお持ちください。ただし、リターナブルビールびんの回収は販売店の自主的な活動であり、地域、販売店によっては実施していない場合がありますのでご了承下さい。
- 5円の保証金を上乗せして販売しているのに、びんが戻ってこなかった場合、その保証金はどうなるの?
- ビールメーカーはびん製造会社からリターナブルビールびんを購入して使用し、びんの購入価格の一部である5円を保証金として上乗せして販売、市場に流通させております。びんが戻らないとビールメーカーは5円の保証金の返却先が無いことになりますが、それ以上に大きな損失となります。なにより資源の有効利用にとっても無駄の多いことになりますので、びんのご返却にご協力をお願いします。
- ビールびんの再使用とリサイクルについて教えてください
- 販売されたリターナブルビールびんは回収されて、ビール工場へ戻ってきます。戻ってきたリターナブルビールびんは、最新の空びん検査機で厳しくチェックされ、キズやヒビの無いびんを選別し、内外を徹底的に洗浄、再度全数検査された後、再びビールが詰められ販売されます。このように、回収されたビールびんは工場で徹底的に洗浄し、検査に合格したものを「リターナブルビールびん」として再使用しております。工場に回収後、キズ等があって検査に合格しなかったビールびん、古くなって再使用できなくなったリターナブルビールびんやワンウェイビールびんは、砕かれて「カレット」と呼ばれるガラス製品の主原料になります。ガラスびん用のカレットは製びん工場で溶かされ、けい砂、ソーダ灰、石灰石を加え、再び新たなリターナブルビールびんなどに生まれ変わります。また、空びんの100%資源化を目指し、ガラスびんへの再生利用に適さない着色びんのカレットなどはタイル、ブロックなどの建築材料や道路舗装材など他の再生原料にも利用されています。
- ビールびんは何回くらい再使用できるの?
- 製品として工場から出荷されたリターナブルビールびんは約4カ月程度で工場に戻され、年間で約3回転し、また、その使用年数はおおむね8年程度といわれています。大事に取扱われれば、10年以上活躍する長寿びんもあります。まさに、ビールびんは省資源のお手本といえます。
- 家庭の分別回収で出してしまったビールびんはどうなるの?
- 資源ごみとして一括処分となったリターナブルビールびんは、多くの場合再使用できないワンウェイびんと一緒に砕かれて「カレット」と呼ばれるガラス製品の主原料になります。ガラスびん用のカレットは製びん工場で溶かされ、けい砂、ソーダ灰、石灰石を加え、再び新たなリターナブルビールびんなどに生まれ変わります。
- ビールびん製品の環境への取組み
- ビールびんの軽量化により環境負荷低減だけでなく、お取扱い上の負担軽減等によるお客様の利便性向上を図っております。ビール各社のCSRレポート等を通して、リユースを中心に環境への取組みを世の中へ発信。また、ビール工場での環境学習会の実施・工場見学ツアーでのアピール・企業や学校等における環境講演会の開催等により、お客様にビールびんのリユースによる地球環境維持への貢献を訴えかけています。