「未成年飲酒防止」に関する理解や問題意識を高めるための取組み

沖縄県は飲酒に関して寛容なイメージがあり、地域の行事等で大人が飲酒する場面を幼い頃より見る機会が多い。そのため、生徒指導で飲酒による指導を受ける生徒や保健室に来室する生徒の悩みの中にも家族の飲酒問題を背景に抱えていることもある。このような現状を踏まえて飲酒が体に与える影響や社会問題について知ることで、自ら考えて行動、選択できる力を身につけてほしいと思い取り組んだ。

<取り組み内容>

 保護者を対象とした意識調査ならびに生徒を対象とした飲酒のアンケート調査を実施。アンケートの結果を受け、教科担任と養護教諭によるチームティーチングを行った。さらに沖縄県主催の催事である、飲酒運転根絶県民大会に生徒含めて参加するなど地域と連携した幅広い活動が評価された。また、保健学習においてはグループワークを中心にして生徒の意見を授業に反映させることができたほか、教職員からも防止教育が必要という意見があり、防止教育の重要性を伝えた。