各部門の最優秀賞受賞者および学校賞の受賞校を対象とする表彰式を2016年11月23日(水・祝)に第一ホテルアネックス(東京)にて開催しました。当日は、審査委員長の東ちづるさんおよびビール酒造組合・平野 伸一会長代表理事より、表彰状・副賞などが授与され、審査の講評をしていただきました。
皆さんおめでとうございます。今日こうして皆さんに会うことを本当に楽しみにしていました。審査は大変です。さまざまなジャンルの人たちでいろいろな思いや立場、相性があります。受賞者の皆さんの学年、学校、男女すらもわからない中で審査をしてきたので、今回はこうやって女子が3人で男子が1人なんだとか、どういったことを皆さんが一言いうのかを本当に楽しみにしてきました。
是非、この機会に本キャンペーンの応募を増やすように、同級生や他の学校、後輩に伝えてほしいと思います。学校の勉強、塾、クラブ活動は全部大切ですが、それ以外の活動も大切です。普段考えないことをつきつめて考えること、脳をフル活動させることも面白いものです。
具体的にいうと、実はポスターもスローガンも過去と似たような作品が多くなってきています。表現は無限です。深く心に突き刺さるような、審査員の人たちが「おおこうきたか!すごいな今年は!!」と思うようなものをクリエーションの創造とイマジネーションの想像力を両方を持って制作してほしいと思います。応募作品の中でも最も多いのが、お酒を手に持ったポスターで、またバットでお酒を打ったり、蹴ったりしてるモチーフも多いです。
ここで言いたいことは、お酒は決して悪いものではないということです。未成年まではお酒は飲まないでほしいです。それには理由があります。そして、大人になったらお酒と上手に付き合いましょう。なぜなら、お酒には、素敵な歴史、文化があります。いまもずっとお酒の研究が続いていて、メーカーの方々が作り、物流の方々が運んでくれて私たちの元に届けられます。
お酒は、大人になったらコミュニケーションツールにもなります。お酒自体が悪いものではないのです。それが伝わるスローガン、ポスター、学校賞に取り組んでいってほしいと思います。その点をたくさんの人たちに是非知らせてください。
これから受賞者の皆さんは懇親会がありますが、中高生の皆さんは大人と話すことはあんまりないと思います。しかし、そんな中いっぱい失敗して、恥ずかしい思いをすることも気づきとなって人生の栄養になっていきます。
改めましておめでとうございます。そして、応募して頂きありがとうございました。
ビール酒造組合は日本洋酒酒造組合と共催で本キャンペーンを実施をしてまいりました。「未成年者飲酒防止ポスター・スローガン・学校賞 募集キャンペーン」は、今年で15回目になります。これもひとえにご後援を頂いている国税庁、内閣府、警察庁、文部科学省、厚生労働省、各学校の関係団体、そして東ちづる審査委員長をはじめとした審査員の方々、関係各位のご支援のおかげでございます。ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
本キャンペーンの目的は、中学生、高校生が自らポスターやスローガンを制作して頂くことを通じて、未成年者飲酒防止の意味や重要性について考えて頂くことにあります。また、学校賞は未成年者飲酒防止に関する学校単位の優れた活動を選出、表彰し、それを全国に発表することで、学校における未成年者飲酒防止の教育活動の一環となることを願い、実施しております。
本年は、ポスター・スローガン・学校賞で5,794点の多くの応募を頂戴いたしました。作品はどれも一生懸命に考え、制作をしていただいた力作です。また、学校賞の取り組みも各校とも大変熱心にお取組みされたものであると存じます。
数多くの作品の中からポスター・スローガン・学校賞の最優秀を選定する審査は例年白熱した中で行われております。本日、各賞を受賞された皆様は、特に優れた作品を制作し、また活動を実施していただいた方々です。
受賞者ならびにご関係の皆様のご努力に敬意を表しますとともに、心よりお喜び申し上げます。本日、ご出席いただきました皆様を始め、キャンペーンにご応募いただきましたすべての方々の思いが未成年者飲酒防止の輪を拡げ、この取り組みがさらに充実して発展して参りますことを心からご祈念申し上げまして、私のご挨拶とさせて頂きます。本日はありがとうございました。