文化祭での保健委員による展示発表のテーマに「未成年者飲酒防止」を取り上げた。発表にあたり全校生徒への飲酒に関する意識調査を行い、その結果をいかした展示物を作成した。会場内ではクイズや専用ゴーグルを用いた飲酒状態体験やアルコールパッチテストを実施し、楽しみながら学んでもらえるように工夫した。
<取り組み内容>
事前のアンケートから、未成年者の飲酒について安易に考えている生徒が少なからずいた結果を受け「なぜ未成年者の飲酒がいけないのか」が伝わるように展示内容を工夫した。作品1つにつきクイズを一問解き、全問正解者には賞品を用意したり、会場内でアルコールパッチテストや専用ゴーグルを用いた飲酒状態体験をできるようにしたところ、200名を超える来場があった。来場者からは、飲酒による未成年者への影響に驚く声も聞かれ、飲酒について正しく学ぶ機会を提供できた。何より本企画に取り組んだ保健委員自身が飲酒について深く学んだことで、未成年者への影響について同世代の友人たちに伝える力がついた。さらに、展示物を1年生の保健の授業で活用されることになり、作成した生徒の自信につながった。今後も未成年者が飲酒をしてはいけない理由を生徒自身で発信していけるよう支援したい。