瞬時にして情報の飛び交う現在、気づかないうちに、生徒たちが飲酒の機会に出会わないとも限らない。また、年齢的にも、飲酒を身近に感じる時期でもある。そこで、未成年者である生徒たちの飲酒防止を図るため、「未成年者の飲酒」について、地域と連携して防止方策を調べたり、飲酒の影響について講師から学んだりする会を行った。
<取り組み内容>
保健委員(生徒14人)が地域の酒販売店と連携して調べたことをもとに、「未成年の飲酒防止」を訴える学校保健委員会を行った。販売店へのインタビューから、どの店も未成年者の飲酒防止のきまりを守って販売していることがわかった。また、保健委員が作成した「未成年者の飲酒防止クイズ」では、生徒と保護者が一緒に考え、未成年の飲酒が心身に及ぼす悪影響を学ぶことができた。保護者には、「安易に子どもにお酒を勧めない」という意識を高めることもできた。さらに、飲酒を勧められた場合の断り方をわかりやすい劇で示すなどして、「未成年の飲酒防止」を伝えることができた。
特に、3年生は、保健体育担当教師と養護教諭とのティームティーチングによる授業で、未成年者の飲酒が身体に及ぼす影響を学習した。
今後は、飲酒体験ゴーグルやパッチテストなどを活用した学習を行い、さらに飲酒防止の意識を高める取組を進めていきたい。