今回も多くの方々が応募してくださいました。このキャンペーンは、「未成年者飲酒防止」ということで内容が限られているので、限られた中から、ポスターの場合は図柄を選び、スローガンの場合は言葉がほぼ限られてくるわけですね。
同じようなスローガンが並ぶ中、スローガン部門・中学生の部・最優秀賞の桑山さんの作品は、中学生が先輩や大人たちの中で、その場の雰囲気に飲まれやすくなってしまう部分を、中学生らしく自分を戒める気持ちを表現しており、標語として非常に質が高いということで、最優秀賞に決まりました。
高校生の部・最優秀賞の宮宗さんの作品は、「あ」段の綺麗で明るい韻が見事に使われた、素晴らしい作品だと思います。
ポスター部門・中学生の部・最優秀賞の吉田さんの作品は、一見インパクトが弱くなりがちな、教室に生徒が並んでいるという構図に、「アルコール」の「ルール」という文字に赤丸をつけた表現が見事でした。「(お酒を)飲むにはルールがある」という意思が伝わってくる、素晴らしい作品です。
高校生の部・最優秀賞の与那嶺さんの作品は、通行止めという形で、未成年の飲酒をストップさせている人の表情や、未成年者と成年者のゾーンの区分けが見事に描かれています。構図や分割を見事に捉えた素晴らしい作品です。
学校賞受賞の稲沢市立大里東中学校は、その取り組みが非常に細かく、丁寧にフォローアップされていて、生徒にインパクトを与えたのではないかということで、最優秀賞になりました。今後も皆さんを指導していただければと思います。