本校では「未成年者飲酒防止」について取り組むために3つの目標を立てた。
1 薬学講座を充実させる
2 全校でスローガン部門の応募に取り組ませる
3 パッチテスト、ポスター、ビデオ視覚等により意識を高めさせる
薬学講座については外部から講師を依頼し、より充実させることに力を入れた。薬物依存症のなり方、どんな病気・年齢との関係、依存症となるとどうなるのか等、薬物ばかりでなく、タバコ・飲酒を含めて依存症になった側の家族の話を聞き、周囲の人たちの大変さを実感させることができた。講座後、生徒に感想文を書かせたが、意識の高まりや関心度が増したことがわかった。
全校でのスローガン部門の応募については、昨年度のスローガン入賞者を全校表彰し、関心がある中で全校生徒を対象にスローガン作成の取り組みをさせた。担任を通じて主旨を説明し、未成年者の飲酒は違法であることを再認識させることができた。
パッチテスト、ポスター、ビデオ視覚等により意識を高めさせることについては、文化祭でバッチテストを行い、多くの生徒が自分のアルコール体質を知ることで、未成年者飲酒は考えている以上に危険であるということや、保健の授業・LHRの時間を利用し「未成年者とアルコール」のビデオを視聴することで知識や理解を深めさせることができた。現在「STOP未成年飲酒ポスター参加校募集キャンペーン」にも応募。できあがったポスターを校内に掲示し、関心を高めている。
これらの取り組みを通じて、未成年者飲酒が危険であり、法律にも違反している等の知識や関心が高まった生徒が増えてきた。来年度は学校保健委員会などで保護者に呼びかけるなど、さらに工夫をして継続していきたい。
●キャンペーンへの作品応募…スローガン114作品