「未成年飲酒防止」に関する理解や問題意識を高めるための取組み

 未成年者飲酒について、生徒が学ぶだけでなく、その学びを地域へ発信する取り組みを行い、「健康の町・絆の町ひろみなみ」に向けて地域貢献を目指した。その推進のため、学校評価委員、駐在所、民生委員など地域の方々にも参加してもらい、地域社会と一体になって活動を行った。

<取り組み内容>

 事前に生徒と保護者にアンケート調査を行い、酒に対するあこがれや自転車の飲酒運転の危険性についての認識が低いことが分かった。これを受けて、各学年2時間ずつ学校評価委員・駐在・民生委員なども参加し協力を得て、アルコールの健康への影響などを学習した。また、パッチテストを行いアルコールの特性を知り、体質の違いを体感させたり、飲酒状態体験ゴーグルを使って飲酒の危険性を全員に体験させ、アルコールの害について理解を深めさせた。
 さらに、学んだ内容を家庭で生徒から家族に伝える「Child To Childプログラム」を行うことで、「飲酒の弊害について親子で話すよい機会になった」と家族からの感想も寄せられた。 今後は生徒自身の能力や態度の育成のみならず、地域の健康づくりの一部を担うことができる活動として継続していく。